2017-01-01から1年間の記事一覧

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」

Twitterを見てまんまと たまたま著者の宣伝ツイートが目に止まり、即決購入。 自分は著者の「白と黒のとびら」「精霊の箱」が大好きである。 人に分かりやすく伝えることにかなり気を使っているので、飽きずに読めるからだ。(台風の日にピッタリ!) 本書は…

Unity:SetColorがBuildした後動かなかった話。

問題 モデルをSetColor関数を使用して、動的に色を変更したとき、UnityEditor上のテスト動作時は問題がなかったが、Windows向けビルドした際に表示が行われなかった。 プレイヤーが攻撃したら色が変わるはずだったのに・・・。 流れ (1) 下記サイトにて_EMIS…

人工知能はどのようにして 「名人」を超えたのか?―――最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質

この手の本が出版されると読まずにはいられない。本書は将棋ソフトPonanzaの製作者の方による「現在の人工知能と未来」についての本。 「○○からの卒業」という各章によってソフトウェアがあらゆる壁を乗り越えていった過程と予測が記されている。以下、ネタ…

ゲンロン0 観光客の哲学

山積みの技術書を消化していこうと思ったGWだったが早速脱線。 Twitterで話題?の「ゲンロン0 観光客の哲学」が良いという話を聞いて、流れるがままに購入。本書は既存の人文学を現在の2017にアップデートをするために 新たに「観光客」という要素を加えてい…

なっとく! アルゴリズム

オープンソースカンファレンス TOKYO に行った時に数%引きセールになっていたので衝動買い。本書は王道のアルゴリズムを多くの図を使って説明する。 王道のアルゴリズムとは「ソート」「再帰」「クイックソート」「ハッシュテーブル」「幅優先探索」、 「ダ…

万能鑑定士Qの事件簿

以前に後輩さんからオススメしてもらったシリーズ。 もう2年近く経過し、やっとシリーズを読破した。自分は知らなかったが、かなり有名な本らしいので概要は省略する。このシリーズの特徴として「読みやすさ」があると思う。 私自身、本を読むのはあまり得意…

電気自動車の“なぜ”を科学する―だれもが抱く素朴な疑問にズバリ答える!

電気自動車について学ぶ導入本。電気自動車のよくある疑問にも答えているが、 一方、設計やバッテリに関する仕組みについてもわかりやすく説明されている。 日産自動車の協力で作られた本だけ有り、技術的な内容の正しさが保証されていて嬉しい。ただし、ほ…

Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書

人と情報を齟齬なく共有することは難しい。日程やプロジェクト情報を共有することを目的とした会があるが、 すべて内容を参加者全員に伝えることは大変だ。また、意見を集めて結論を導く会議であっても 立場の違う参加者全員が同じ情報を共有し、アイディア…

NHK 100分 de 名著 ルソー 『エミール』 2016年 6月

NHKの「100分de名著」という番組がある。 自分は読書が苦手なので、名著の概要や考え方を100分(25分番組x4)で伝えるこの番組は素晴らしい。最近は殆ど見れていなかったが、たまたま拝見し(おそらく再放送)、「一般意志」というキーワードが出てきたので、 …

ローリーとふしぎな国の物語 ~プログラミングとアルゴリズムにふれる旅

Twitterの宣伝で知り、面白そうだったので購入。対象年齢10歳以上で「コンピュータが出てこないコンピュータ科学の入門書」とのこと。 主人公のローリーが不思議な世界で旅をしながら、いつの間にか問題を解く力を身につけていく。初めて読んだときに、あま…

レベルデザイナーになる本 ー夢中にさせるゲームシーンを作成するー

ゲームは15分毎にプレイヤーを驚かせなければいけない本書はゲームの開発過程を辿りながら人を魅了するゲームの作り方について語られている。 「レベル」とは「ゲームの中の空間と環境」という意味で使用される。自分は”ゲームの難易度”のデザイン本と考えて…

機械より人間らしくなれるか?: AIとの対話が、人間でいることの意味を教えてくれる

仕事関係の本を図書館であさっていたときに発掘。 「機械より人間らしくなれるか?」という題名にそそられて借りてみた。毎年、最も人間に近い人工知能を意味するローブナー賞をかけたコンテストがある。 各AIはチューリングテストにより審査員と「会話」を…

ソフトウェア見積り 人月の暗黙知を解き明かす

昨年に評価リーダーをやった際に、まともな見積もりが出来ずにPMに迷惑をかけてしまったので、 本書を読むことにした。自分は技術者でスケジュールに関しては無頓着なので、全力でやればなんとかなると思ってしまう。 結果、工数を少なく見積もってしまい…