なっとく! アルゴリズム

オープンソースカンファレンス TOKYO に行った時に数%引きセールになっていたので衝動買い。

本書は王道のアルゴリズムを多くの図を使って説明する。
王道のアルゴリズムとは「ソート」「再帰」「クイックソート」「ハッシュテーブル」「幅優先探索」、
ダイクストラ法」、「貪欲法」、「動的計画法」「k近傍法」となっている。

本書ではまず計算量について語られる。
アルゴリズムによっては問題を解くのに莫大な時間を必要となってしまう。
そこ効率的に解く、または近似的によって解くことでこの問題を解決する。
そんな計算量が多数の図によって、わかりやすく解説されており、
すんなりと受け入れることができた。

また、ナップザック問題の解法で知られる「動的計画法」を
ここまで分かりやすく説明される本はなかなか無い。
(自分の理解能力が低いのかも)
なんとなく理解できてはいたつもりであったが、
いざコンテストに出ると全く使えなかったりする。
改めて見直すことが出来たため、本書には感謝したい。

業務とは無関係ではあるが、「計算量」を意識することは大切だと思っている。
何か部下(初めてできた!)に説明するチャンスがあったときは、本書から引用することになると思っている。