人工知能の作り方 ――「おもしろい」ゲームAIはいかにして動くのか

別の本を探しているときに、たまたま見つけて購入し、本日読了した。

本書はゲームAIに特化した本であり、如何にユーザーを楽しませることができるか、
如何に自然な動きをさせることができるかと作り方を説明している。

Amazonの評価を見て、少し敬遠していたが実際に手にとったときに面白いと確信した。
ゲームに”強い”AIに関する本は多くあるが、ゲームを面白くするためのAI本は珍しい。
ゲームAIを作る上で考えなければいけないことの多さに驚かされた。
また現時点で出来る事と出来ない事が明確になっていて、現時点での記録書としても有用と思った。

不屈の棋士

人工知能に追い詰められた「将棋指し」たちの覚悟と矜持』と帯宣伝があり
即購入した。

本書では現役の棋士に対し、
 「将棋ソフトは使用しているか」
 「将棋ソフトを使用することに対してのメリット・デメリット」
 「棋士の今後の存在意義は」
と言った聞くことを躊躇してしまう内容をストレートに投げかけている。

棋士により回答は様々であるが、このタイミングでのこの質疑応答は
とても良い記録になっていると感じた。

ちなみに本書は第1期 電王戦までについて語られている。