ソフトウェア見積り 人月の暗黙知を解き明かす

昨年に評価リーダーをやった際に、まともな見積もりが出来ずにPMに迷惑をかけてしまったので、
本書を読むことにした。

自分は技術者でスケジュールに関しては無頓着なので、全力でやればなんとかなると思ってしまう。
結果、工数を少なく見積もってしまい、あとで悲劇が訪れる。

本書では上記に関して技術者は楽観的にとらえがちであると記されており、その通りだと思った。
また、人間が判断するよりも数えられるものを数える、過去の実績があれば使うといった
大事なことが一つ一つ丁寧に書かれていてとても読みやすい。
さらに見積もり技法も数多く紹介されており、役立つ。
「人月の暗黙知」を書名通りに解き明かした一冊であり、手の届くところに常に置いておきたい。

僕がステークホルダーへプレゼンすることは少ないと思うが、
自分の考えた作業予定を上司へ報告する際には大いに役立つと思う。