モデルベース開発 モデリング、プラント・モデル、コントロール・モデル
「モデルベース開発 モデリング、プラント・モデル、コントロール・モデル」をとりあえず読んだ。
とりあえずっと記載するのは物理?の知識が足りないため、本の半ばと後半はとばしてしまったため。
(ラプラス変換とかもう一度、勉強しなおした方がよさそう)
本書はモデルベース開発を行うための基礎知識を提供している。
MATLABとSimulinkの操作方法ではない。
モデルベース開発はV字の5つのフェーズに分けられるそうだ。
(1)制御設計:数学モデルより制御コントローラーをモデリングする
(2)RCP(Rapid Control Prototyping):実制御対象とモデリングコントローラーによる実機確認
実機を使ったデバッグ開発が可能となる。
(3)量産コード生成:MISRA Cにのっとった速度優先のコードを自動生成する。
(4)HIL(Hardware in the Loop):量産コードで動くコントローラーと実機のモデルを動作
実機を使う前にモデルベースで動作させ、問題が無いことを確認。
また、実機では行えような異常動作も確認可能
(5)計測・適合:通常のシステム評価を実施
このとおりに実装可能であれば、仕様書が作成できた時点で、あらかたの作業は完了できたと言えそうだ。
一方で、ドライバ層はマイコンの種別が異なる点などの理由からモデルベースでの開発利点は無いということ。
(その通りと思う)
いつかモデルベース開発になると聞いていたが、
もうとっくに波が来ていたようなので、慌てて勉強を始めた。
物理シミュレーション等が必要な場合は本モデルベース開発が有効に発揮されると感じた。
この次は実際にモデルを作成することに挑戦したい。
(何やらMATLAB Homeという個人向けのパッケージが販売されているらしい・・・)