ソフトウェア見積り 人月の暗黙知を解き明かす

昨年に評価リーダーをやった際に、まともな見積もりが出来ずにPMに迷惑をかけてしまったので、
本書を読むことにした。

自分は技術者でスケジュールに関しては無頓着なので、全力でやればなんとかなると思ってしまう。
結果、工数を少なく見積もってしまい、あとで悲劇が訪れる。

本書では上記に関して技術者は楽観的にとらえがちであると記されており、その通りだと思った。
また、人間が判断するよりも数えられるものを数える、過去の実績があれば使うといった
大事なことが一つ一つ丁寧に書かれていてとても読みやすい。
さらに見積もり技法も数多く紹介されており、役立つ。
「人月の暗黙知」を書名通りに解き明かした一冊であり、手の届くところに常に置いておきたい。

僕がステークホルダーへプレゼンすることは少ないと思うが、
自分の考えた作業予定を上司へ報告する際には大いに役立つと思う。

今年の反省

今年の一番の個人的出来事はやはり「転職」だったと思う。
そしてこの転職して良かったことでここに記して置きたいことが「後輩」君 (※1)
ができたことだ。
前の職場では自分の下に部下は居らず、初めて後輩が出来たのだ。
プロジェクトで一緒に作業していくなかで、作業の管理や色々と教えたり
くだらない話をしたりと、新鮮な時間を過ごすことができた。

しかしながら、新鮮で楽しい時間だった一方で、
自分が教えることができるレベルに到達できていないことを確信した。

そこで来年すべきことは「自分の技術力向上」だと思う。
そのために、やれることはいくつかあるが、まずは本を読んでそのアウトプットを
本ブログに記録することにする。
本当はそれ以外にもやりたいことは色々あるのだが(※2)、
自分にできることも限界があるので、1月中に決めることができたらと思う。

私生活の方では、お金の管理が(今年だけでなくずっと)難ありなので、
今年こそ対策を講じたいと思う。


※1 入社はもちろん自分よりも早いので、実質先輩ではあるのだが。
※2 FPGAボードを会社の人にもらったのでいじりたい。英語もそろそろ勉強したい。資格もとりたい。などなど